俳優として活躍する眞栄田郷敦(まえだ ごうどん)さん。
その名前を初めて見たとき、「どう読めばいいの?」「どんな意味があるの?」と思った方も多いのではないでしょうか。
さらに父は名俳優・千葉真一さん、兄は人気俳優・新田真剣佑さんという華やかな家族構成の中で、郷敦さんがどんな道を歩んできたのか、気になりますよね。
今回は、そんな眞栄田郷敦さんの名前に込められた想いやドラマチックな生い立ち、そして俳優としての道を歩み始めたきっかけまでを、わかりやすくご紹介します。
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眞栄田郷敦の名前の由来
父・千葉真一の想い
「郷敦(ごうどん)」という少し珍しい名前には、父・千葉真一さんの深い想いが込められています。
その由来は、千葉さんが海外で脚本を書くときに使っていたペンネーム「GORDON」。
“世界でも通用する人になってほしい”という願いを込め、息子に名付けたそうです。
アメリカ・ロサンゼルス生まれで、英語も堪能。幼い頃から国際的な環境の中で育った郷敦さん。
父の想いを受け継ぐように、今では“世界を見据える俳優”として注目されています。
また、名字の「眞栄田」は、本名の「前田」を芸名としてアレンジしたもの。
「真に栄える」という意味が込められているそうです。
郷敦さん本人は、「一度で覚えてもらえる名前なので好き」と語っており、まさにこの名前が彼の個性を際立たせる“武器”になっているようです。
眞栄田郷敦の生い立ち
ビバリーヒルズ育ちと空手の実力
アメリカ・ロサンゼルスのビバリーヒルズで生まれ育った郷敦さん。
幼少期から父の影響で空手を始め、なんと全米大会で2位を獲得。自宅の庭にはサンドバッグもあり、練習に打ち込む日々を送っていたそうです。
さらに小学6年生の頃にはサックスを始め、音楽の才能も開花。
スポーツも音楽も全力で取り組む姿勢は、この頃からすでに表れていました。
自由なアメリカの環境の中で、のびのびと感性を育てていったことがうかがえます。
反抗期と恩師との出会い
12歳で日本に帰国し、京都府の修学院中学校へ進学した郷敦さん。
しかし、生活環境の変化に馴染めず「人生で一番荒れていた時期」と振り返っています。
そんなとき出会ったのが、吹奏楽部の顧問・荒木先生。
厳しくも温かい指導を通して、礼儀や人との向き合い方を教えてくれたそうでです。
郷敦さんは「今、礼儀正しいと言われるのは先生のおかげ」と語り、この出会いが人生の大きな転機になったと明かしています。
明誠学院高校での音楽生活
高校は、吹奏楽の名門・岡山県の明誠学院高等学校 特別芸術コースへ進学。
親元を離れ、寮生活を送りながらサックスに打ち込みました。
朝から晩まで練習を続け、「唇がボロボロになるほど吹いていた」と振り返るほどの努力家です。
高校3年生のときには部長としてチームをまとめ、全国大会で銅賞を受賞。
仲間と一つの音を作り上げる喜びを知ったこの経験は、後の俳優人生にもつながっていきます。
チームで支え合う大切さや、最後までやり抜く力。
それらは、彼の演技にも通じる根っこの部分となっているようです。
眞栄田郷敦が芸能界に入ったきっかけ
東京藝大受験での転機
高校卒業後、郷敦さんは東京藝術大学の音楽学部を受験。
プロのサックス奏者を目指していましたが、結果は惜しくも不合格。
「受かる気でいた」と語るほどの自信があったため、その挫折は大きな衝撃だったそうです。
しかし、この経験が人生のターニングポイントに。
音楽だけでなく、“自分にしかできない表現”を模索するきっかけになりました。
映画試写会が転機に
そんな時期、兄・新田真剣佑さんが出演した映画『OVER DRIVE』(2018年公開)の試写会を訪れた郷敦さん。
そこで映画関係者に声をかけられ、俳優デビューのチャンスが訪れます。
「この役をやってみないか」と誘われたのが、映画『小さな恋のうた』(2019年公開)。
当初は俳優になるつもりはなかったものの、現場の熱気やスタッフの情熱に心を動かされ、出演を決意したそうです。
兄の存在、そして偶然の出会いが、まさに“運命の導き”となりました。
初出演で感じた俳優の魅力
『小さな恋のうた』では、バンドメンバーの慎司役を熱演。
演技未経験ながらも約半年の準備期間を経て挑んだ本作で、「俳優ってこんなに面白いんだ」と感じたといいます。
「初めての現場がこの作品で本当に良かった」と振り返る郷敦さん。
共演者との信頼関係や、ひとつの作品をみんなで作り上げる感動が、彼の中に“俳優として生きる”という確信を生み出しました。
まとめ
今回は、眞栄田郷敦の名前の由来や生い立ち、芸能界入りの理由についてご紹介しました。
眞栄田郷敦さんの名前には、父の願いと国際的な視野が込められていました。
アメリカでのびのびと育ち、京都での反抗期を乗り越え、音楽と真摯に向き合った青春。
そして、思いがけない出会いをきっかけに俳優としての才能を開花させました。
どんな状況でも挑戦をやめず、自分の道を切り拓いてきた郷敦さん。
これからも、世界を見据える俳優としての成長がますます楽しみですね!




