突然、X(旧Twitter)のプロフィールに「所在地」が表示されて驚いた方も多いかもしれません。
「これって大丈夫なの?」「勝手に場所がバレてる…?」と、不安になった方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、Xの在地表示が導入された理由や、確認方法・「!」マークの正体についてご紹介します。
Xの所在地表示が導入された理由は何?
表示の背景と目的
Xの所在地表示は、「情報の透明性を高めること」を目的に導入された機能です。
誰がどの地域から投稿しているのかを明確にし、偽情報の拡散を防ぎやすくするために追加されました。
特にニュース、政治、災害時の情報では、“どこの国から発信されたのか” が重要になる場面が増えています。
なお、表示されるのは
・国
・広域地域(North America、East Asia & Pacific など)
といった大まかなエリアだけになり、市区町村や番地などの細かい情報は一切含まれていません。
所在地表示は、プライバシーを守りつつ、投稿の信頼性を見極めやすくするための仕組みのようです。
いつから始まったのか
所在地表示は、2025年11月20日から順次実装され、11月23日には全世界で本格的に反映されました。
10月中旬から、
・テスト運用
・X社内アカウントでの試験
・世界中のユーザーに段階的に展開
されたという流れです。
リリース直前の11月22日には「数時間以内に全世界展開する」と公式アナウンスがあり、翌日には多くのアカウントで新機能が確認できるようになりました。
この準備期間を見ると、Xがこの機能をかなり重要視していることが伝わってきます。
Xの所在地表示の確認方法
スマホでの確認手順
スマホで自分や他人の所在地を確認するのは、とても簡単です。
【スマホ版の確認手順】
- Xアプリでプロフィールを開く
- 「20XX年X月からXを使用しています」をタップ
- 「このアカウントについて」が開く
- 「アカウントの所在地」で国または地域を確認
「Japan」や「United States」といった表記が表示されるのが一般的です。
PCブラウザの操作も、ほぼ同じ流れで確認できます。
他人の所在地も見えるのか
結論として、他人の所在地も自分と同じ手順で確認できます。
ただし、まだ段階的に展開されているため、アカウントによっては所在地表示が反映されていないケースもあります。
Xの所在地表示の内容とは
表示される4つの情報
「このアカウントについて」では、所在地以外にも次の4項目が表示されます。
住所バレはある!?
この機能で住所が特定されることはありません。
表示されるのは、「国」「広域地域」までなので、細かな位置情報は含まれません。
「住所バレにつながるのでは?」と心配していた方も、この点は安心して大丈夫です。
Xの所在地表示「!」マークの意味
「!」マークの意味
所在地の横に突然「!」マークが出ると、不安になりますよね。
このマークは、VPNやプロキシを利用している場合に表示される注意表示になります。
通信の出どころが実際の位置と異なるため、「正確な所在地ではない可能性があります」という意味で付けられています。
検出されやすいサービスは以下の通りです。
・VPN(NordVPN、ExpressVPNなど)
・Apple「プライベートリレー」
・企業ネットワークのプロキシサーバー
怪しいアカウントと誤解されるための警告ではなく、あくまで“技術的な理由”による表示です。
「!」マークを消したい場合
「!」マークを消したい場合は、次の方法が有効です。
・Xアクセス時だけVPNをオフにする
・Appleユーザーは「プライベートリレー」をOFFに
・表示を「地域名」に変更する
XはVPN利用を禁止していないので、必要に応じて使い分ける程度で十分です。
Xの所在地表示を変更・非表示に近づける方法
国名から地域名に変える方法
「Japan」と出るのが嫌な場合は、広域地域表示に切り替えることが可能です。
【設定手順】
- 設定とプライバシー
- プライバシーと安全
- あなたのアカウントについて
- 「アカウントの所在地」を「地域表示」に変更
【表示例】
完全非表示はできる?
現時点では、所在地表示を完全にオフにできる設定は用意されていません。
ただし、
・地域表示への変更
・VPNの使い方の工夫
などで実質的に“ぼかす”ことは可能です。
Xの所在地表示に関するQ&A
表示されない場合の理由
所在地表示がまだ出ていない場合は、次の理由が考えられます。
・国や地域ごとに機能展開が異なる
・アプリが古い
・キャッシュが残っている
・通信環境が不安定
アプリの再起動やアップデートを行うと改善することがあります。
ビジネス・企業アカウントの対策
企業アカウントの場合、「!」マークが表示されると信頼性に影響するケースもあります。
対策としては、
・基本はオフィス回線でアクセス
・VPN使用時の挙動をチームで共有
・プロフィール情報を充実させ、透明性で補強
このあたりを意識すると安心です。
まとめ
Xの所在地表示は、いきなり導入されたことで驚いた方も多いと思います。
ただ、この機能はユーザーのプライバシーを侵害するものではなく、情報の信頼性を高めるために作られた仕組みです。住所が細かく表示されることもありません。
「!」マークの意味や、表示の調整方法を知っておくことで、安心してXを利用できるようになるはずです。
今後も仕様の変更や新機能の追加が予想されますので、気になる方は定期的にチェックしてみてくださいね。

