三山ひろしのけん玉が続く理由はなに?もういい・飽きたとの声も!

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演歌歌手として長年活躍している 三山ひろしさん

紅白歌合戦で披露される「けん玉チャレンジ」を見て、

「また今年もけん玉?」
「正直、もう飽きたかも…」

と感じた方も少なくないかもしれません。

三山ひろしさんのけん玉は、いまや紅白の恒例企画。

しかし近年は、「やりすぎ」「歌に集中できない」といった声も増えてきています。

では、なぜこの企画はここまで続いているのでしょうか。

そこで今回は、三山ひろしさんのけん玉が紅白で定着した理由から、批判の背景、本人の思い、そして今後の可能性についてご紹介します。

目次

三山ひろしのけん玉が続く理由はなに?

紅白の定番企画になった背景

三山ひろしさんのけん玉チャレンジが始まったのは、2017年の第68回紅白歌合戦。

この年は残念ながら失敗に終わりましたが、翌2018年に124人連続成功という結果を出し、一気に注目を集めます。

その後は、参加人数を毎年少しずつ増やしながら挑戦を続け、成功と失敗を繰り返してきました。

「今年は成功するのか」
「記録は更新できるのか」

といった分かりやすい見どころが生まれ、視聴者の記憶にも残りやすい企画になったのです。

年度成功人数結果
2017年失敗
2018年124人成功
2020年125人成功
2021年126人成功
2022年127人成功
2023年失敗
2024年128人成功

視覚効果と話題性が大きい

けん玉チャレンジが続いている理由のひとつは、見てすぐに伝わる緊張感

一人ずつ順番に挑戦する構成は、成功・失敗がはっきりしており、テレビ向きの演出です。

実際、放送中には

  • X(旧Twitter)で「#紅白けん玉」がトレンド入り
  • 参加したアイドルやアーティストの名前が話題に
  • 切り抜き動画が拡散

といった動きが毎年見られます。

今回参加する芸能人は、

有吉弘行さん
IROHAさん「ILLIT」
MAKIさん「&TEAM」
新浜レオンさん
DJ KOOさん「TRF」
箕輪はるかさん「ハリセンボン」

演歌というジャンルだけでは届きにくい若い世代にも注目されやすく、番組側にとっては話題づくりとして使いやすい企画となっています。

NHKの視聴率対策という側面

けん玉チャレンジは、NHKにとって“視聴率を下支えする仕掛け”でもあります。

近年の紅白は視聴率低下が続いており、毎年その数字が話題に。

年度平均視聴率(関東)1部平均視聴率(関東)2部
2017年35.8%39.4%
2018年37.7%41.5%
2019年34.7%37.3%
2020年34.2%40.3%
2021年31.5%34.3%
2022年31.2%35.3%
2023年29.0%31.9%
2024年29.0%32.7%


こうした中、けん玉チャレンジのように成功・失敗がはっきりする企画は、CM前の引きやSNSでの拡散に適しており、“注目の山場”を作る役割を果たしています。

NHKがけん玉をやめられないのは、単なる演出ではなく、「視聴者の離脱を防ぐ目的」もあるようです。

三山ひろしのけん玉にもういい・飽きたとの声も!

SNSで目立つ否定的な意見

一方で、ここ数年は否定的な声も確実に増えています。

「毎年同じで新鮮味がない」
「けん玉の時間が長すぎる」
「歌より緊張感が勝ってしまう」

といった投稿が、特に2023年以降目立つようになりました。

長く続いたことで、どうしてもマンネリ感が出てきているのは否めません。

歌に集中できないという声も

三山ひろしさんは本来、歌を聴かせる演歌歌手です。

しかし、けん玉とセットで注目されることで、

「歌が頭に入ってこない」
「失敗しないか気になってしまう」

と感じる視聴者もいます。

さらに、一般参加者が失敗した際に過度なプレッシャーを感じてしまう点を心配する声もあり、“ハラハラする演出が苦手”という層が離れつつあるのも事実です。

三山ひろしがけん玉を続けるワケ

ギネス記録保持者としての誇り

三山ひろしさんがけん玉を続ける理由は、単なる話題づくりではありません。

2022年には127人連続成功でギネス世界記録を達成し、本人にとっても大きな挑戦の場。

「過去の自分を超える」という明確な目標があるからこそ、毎年本気で向き合っている様子が伝わってきます。

また、けん玉は日本の伝統的な遊びでもあり、演歌と組み合わせることで「日本らしさ」を表現したいという思いも感じられます。

失敗の重圧も背負う覚悟

紅白という大舞台で失敗すれば、批判が集まるのは避けられません。

それでも三山さんは、失敗のリスクを含めて自分が引き受ける覚悟で挑戦を続けています。

リハーサルでも真剣に取り組む姿が伝えられており、単なる演出ではなく、実力勝負の挑戦であることは間違いありません。

三山ひろしのけん玉は今後どうなる?

見せ方を変える時期

けん玉チャレンジについては、「やめてほしい」・「続けて欲しい」という意見がはっきりと分かれています。

「やめてほしい」派の意見

・紅白は歌番組なので歌に集中したい
・成功・失敗に気を取られて疲れる
・いつも同じ企画で目新しさがない

「続けてほしい」派の意見

・緊張感があって見応えがある
・推しが参加しているから楽しみ
・日本文化としてのけん玉は意義がある

このように、否定的な声も増えてきている一方で、一定の支持層も存在。

そのため、「やめる」か「続ける」かという“0か100か”の選択ではなく、見せ方を変える時期に来ていると言えそうです。

マンネリを防ぐための工夫

たとえば、

歌の最中ではなく別枠でけん玉コーナー
紅白の前に別番組でけん玉大会を放送
挑戦者のストーリー紹介で感情移入を誘導

など、他にもたくさんあるかもしれませんが、こうした施策を取り入れることで、「また同じけん玉か…」という印象を和らげながら、挑戦の意義を視聴者と共有できる構成にすることができるかもしれません

また、ギネス記録の更新や失敗のリスクだけに注目するのではなく、「誰がどんな思いで挑んでいるのか?」という背景に焦点を当てることで、より人間ドラマとしての深みも出てくるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、三山ひろしさんのけん玉が紅白で定着した理由から、批判の背景、本人の思い、そして今後の可能性についてご紹介しました。

話題性や視聴率対策として続いてきた一方で、マンネリ感やプレッシャーへの懸念が増えているのも事実です。

それでも、本人が本気で挑み続けている姿勢には、多くの人が胸を打たれてきました。

今後は、形を変えながら続くのか、それとも一区切りを迎えるのか。

三山ひろしさんの挑戦が、どんな形で紅白に残っていくのかにも注目したいですね。

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