横揺れダンスの元ネタはどこから?バズったきっかけはなに?

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SNSをきっかけにブームとなった“横揺れダンス”

若い世代の間では「エモい」「クセになる」と盛り上がる一方で、親世代や教育関係者からは

「子どもに真似してほしくない…」
「何が面白いのか分からず困っている…」

といった戸惑いの声も増えているようです。

とくに、無表情で淡々と揺れるという独特の動きが“少し不気味に見える”と感じる人も多く、世代によって受け取り方に大きなギャップが生まれている点も。

そこで今回は、そんな横揺れダンスの元ネタがどこから来たのか、そしてバズったきっかけについて分かりやすくご紹介します。

目次

横揺れダンスとは?

TikTokで話題に

横揺れダンスは、2024年後半にTikTokで一気に注目を集めました。

派手なダンスや複雑な振り付けが主流の中、“静かな動き”と“中毒性のある世界観”が逆に新鮮で、多くのユーザーを惹きつけることに。

さらに、日本のインフルエンサーやDJたちが面白がって取り入れたことで、一気に拡散スピードが加速。

“流行”を超え、ひとつのカルチャーとして語られるまでに成長していきました。

動きは「ただ揺れるだけ」

横揺れダンスの魅力は、とにかくシンプルなこと

肩と上半身をゆっくり左右に揺らすだけで、特別なスキルも柔軟性も必要ありません。

  • 無表情かつゆったりしたテンポ
  • 目線やカメラの使い方で“エモさ”を演出
  • 肩を軽くスイングするだけでOK

この“力の抜けた世界観”が視聴者に不思議な没入感を与え、

「なんか気になる」
「やってみたくなる」

と話題になりました。

一方で、この無表情で淡々と揺れる動きに対して、親世代からは

「少し怖く見える…」
「なぜこれが流行るのか分からない」

という声もあり、世代によって感じ方が大きく分かれているようです。

横揺れダンスの元ネタはどこから?

ノルウェー発のEDMが始まり

横揺れダンスの原点となったのは、ノルウェーの音楽プロデューサーによるEDM楽曲『CHERNOBYL 2017』です。

2017年にリリースされ、当時はヨーロッパのクラブシーンでじわじわ評価を集めていました。

曲の特徴は、低音が効いたインダストリアルなビート。

テンポもゆっくりで、自然と身体を左右に揺らしたくなるような独特のリズム感があります。

SNSとの相性が非常に良く、映像演出にも使いやすい音作りになっていることが、後の大流行につながりました。

『CHERNOBYL 2017』とは?

『CHERNOBYL 2017』は、ダーク系EDMに分類される楽曲で、スローで重厚なベースが印象的です。

曲名が示す“チェルノブイリ”的なイメージ通り、どこか無機質で静かな不気味さを感じさせる雰囲気があり、無表情の横揺れダンスと抜群の相性を見せています。

特徴内容
リズムBPMはかなり遅め。体感で80前後のビート
サウンドインダストリアル×ミニマル
雰囲気ミステリアスで少し不気味な世界観

スロービート文化との親和性

拡散が加速した理由には、TikTokで人気の「スロービート文化」との相性の良さもあります。

スロービートとは、既存の楽曲をテンポを落として楽しむジャンルで、映像と音のシンクロが心地よいと若い世代に人気です。

『CHERNOBYL 2017』はまさにそのスロービート向きで、

・動画をスロー再生しても違和感がない
・ゆっくり踊るだけで画になる
・視覚演出と音がぴったりハマる

という理由から、横揺れダンスの“エモさ”を引き立てる存在になりました。

横揺れダンスがバズった理由はなに?

誰でもできるシンプルさ

横揺れダンスがバズった最大の理由は“圧倒的なシンプルさ”

やることは「立つ→揺れる→無表情」の3ステップだけで成立する、とても簡単なダンスです。

特別なスキルがいらず、誰でもすぐに真似できるため、TikTokとの相性は抜群だったようです。

謎めいた雰囲気が話題に

視聴者が心をつかまれたのは、このダンスが持つ“謎めいた雰囲気”。

・無表情で淡々と揺れる
・暗い部屋や夜景を背景に撮影
・あえて無音の時間を入れる

こうした独特の空気感が、

「なんか怖いのにクセになる」
「意味が分からないけど目が離せない」

とSNSで話題になり、さらなる拡散につながりました。

リミックスで参加の輪が拡大

YouTubeやSoundCloudでは、横揺れダンス向けのリミックス音源が続々投稿。

・和風アレンジ
・低音を強調したバージョン
・速度を変えたスローバージョン

といった多様な音源が増えたことで、“自分だけの横揺れダンス”を投稿するユーザーが急増。
結果として、トレンドの広がりに拍車がかかりました。

さらに、若者と親世代の間で「分かる・分からない」が議論になったこと自体も話題の一端を担い、SNS上での認知がより広がっていったと考えられます。

横揺れダンスをバズらせた人物は誰?

SNSで話題の「グリ長」

日本で横揺れダンスが一気に広まった大きなきっかけは、TikTokやYouTubeで人気の「グリ長」さんの投稿です。

2024年夏ごろに公開された動画は、無表情で淡々と揺れる姿が強烈なインパクトを残し、再生数は100万回を突破。

コメント欄には「怖いけどクセになる」「気づいたら繰り返し見てしまう」という声が殺到し、模倣動画が続々と生まれました。

最初にバズった動画の特徴

要素内容
表情完全な無表情でカメラ目線
動作ゆっくりと左右に揺れるだけ
音楽『CHERNOBYL 2017』をベースにしたリミックス
演出暗い部屋・無音区間・カットなし

“恐怖×中毒性”のバランスが絶妙で、多くの視聴者が釘付けに。

その結果、横揺れダンスは一つのジャンルとして確立されていきました。

インフルエンサーや海外の広がり方

グリ長さんの投稿をきっかけに、日本国内の人気インフルエンサーはもちろん、海外のTikTokerたちも参入。

海外では「Yokoyure Dance」として紹介され、DJイベントで専用リミックスが流れるほどに。

SNS特有の“誰かがやっているから自分もやる”という連鎖が起き、世界的なムーブメントへと発展していきました。

まとめ

今回は、横揺れダンスの元ネタやバズった理由についてご紹介しました。

振り返ってみると、このダンスがここまで広がった背景には、ノルウェー発の楽曲『CHERNOBYL 2017』の世界観や、スロービート文化との相性、そしてグリ長さんをはじめとするクリエイターの投稿が大きな役割を果たしていました。

若者にとっては“エモいカルチャー”として支持される一方で、親世代は戸惑いを覚えるなど、世代によって受け取り方が分かれる点も興味深いところです。

今後もSNSから新しいダンスや表現が生まれていくはずなので、どんなトレンドが登場するのか楽しみですね。

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